英検準2級の受験を控えて、新しいライティング問題のことで頭を悩ませていませんか? 2024年から問題の形が変わって、今までの「意見を書く問題」に加えて「Eメールを書く問題」が新しく出るようになりました。
「高校で習う英語で、どうやって適切なEメールが書けるんだろう」
「意見を書く問題と合わせて、時間内に解けるかな」
不安に思うことがたくさんあると思います。
この記事では、そうした不安が解消できるように、新しい形式の問題の内容から効果的な勉強法まで説明しています。準2級レベルの文法や単語の使い方、いろいろな場面でのEメールの書き方、自分の意見をうまく伝えるコツなど、合格に必要な情報をお届けします。
新しい形式のライティング問題にも自信を持って挑戦できるように、実際に使える英語力を身につけながら、試験対策をしっかりしていきましょう。
より高度な英語でのコミュニケーション能力を目指しながら、準2級合格への道を紹介していきます。
英検準2級ってどんな試験?
英検準2級は、高校2年生くらいの英語の実力を測定する試験です。大きく分けて2つの部分があります:
- 一次試験:筆記とリスニング
一次試験の試験時間は80分で、内容は以下の通りです。
- リーディング(読む):29問
- ライティング(書く):2問(Eメールを書く問題と意見を書く問題)
- リスニング(聞く):30問
2. 二次試験:スピーキング(話す力、約6分)
2024年から新しく、リーディング問題が8問減って、ライティング(書く力)の問題が2題出るようになりました。
この級では、日常生活だけでなく、もう少し難しい話題についても英語でコミュニケーションができる力が求められます。
英検準2級で出る文法
高校で習う文法が出題されます。例えば:
- 現在完了形、過去完了形
- 関係代名詞、関係副詞
- 仮定法
- 分詞構文
- 不定詞の難しい使い方
これらの文法を、実際の会話や文章の中で正しく使えることが大切です。
準2級の試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
出典:公益財団法人 日本英語検定協会
採点は総合的な評価
採点は、ただ答えが合っているかだけでなく、文法、単語、表現力など、全体的な英語力を英検ⓇCSEスコアをもとに評価されます。一次試験と二次試験は別々に採点されます。
合格するには、一次試験で60~70%以上の点数が必要と考えられています。
英検®CSEスコアと合否判定

英検®CSEスコアって何だろう?

英検®CSEスコア(Common Scale for English)は、英検の合否判定に使用される採点システムです。このスコアの特徴は以下の通りです。
- 5級から1級まで全級に共通するスコアシステムで、英語力を客観的に評価します。
- リーティング、リスニング、ライテング、スピーキングの4技能に均等にスコアが配分されます。
- 各級の合格基準スコアは固定されています。
- 正答数が同じでも、試験回によってCSEスコアは変動する可能性があります。
合否判定の仕組みは次のようになっています:
- 各技能の正答数をもとに技能別CSEスコアを算出します。
- 一次試験は3技能(4級以下は2技能)の合計スコアで判定します。
- 二次試験はスピーキングのスコアのみで判定します。
- 各スコアが合格基準に達していれば合格となります。
以下は英検CSEスコアの図表です。
https://www.eiken.or.jp/assets/images/gra_01_ex.png
出典:公益財団法人 日本英語検定協会

CSEスコアのことはわかったけど、合格ラインを知りたいな
英検®準2級の合格基準スコアは以下の通りです:
一次試験: 1,322点 (満点1,800点)
二次試験: 406点 (満点600点)
合計: 1,728点 (満点2,400点)
これは英検CSEスコアでの表示であり、受験者が自己採点で算出することはできません。自分の正答数でスコアを出すことはできないため、何問以上できていればいいのかがわからず不安に感じる人もいるでしょう。
一般的には、一次試験で約6~7割以上の正答があれば合格と言われています。
ただしリーディング、リスニング、ライティングそれぞれの技能について評価されるため、バランスよくスコアを伸ばすことを意識した学習が必要です。
「英検CSEスコア」と「合否判定のしくみ」
英検CSEスコアとは | 公益財団法人 日本英語検定協会
出典:公益財団法人 日本英語検定協会
一次試験の合格スコアの点数は決まっていますが、リーティングパートで何点といったように各技能で合格点が定められているわけではありません。リーディングが苦手な人は、ライティングとリスニングで高スコアになるように対策していきましょう。

新しいライティング問題について
2024年から、英検準2級のライティング問題が変わりました。今までの「意見を書く問題」に加えて、新しく「Eメールを書く問題」が出るようになりました。
何が変わったの?
問題が2題になりました
・ 1題目:Eメールを書く問題(新しく追加)
・ 2題目:今までどおり、自分の意見を書く問題
準2級の新しいEメール問題の特徴
- 日常生活や学校生活に関する少し難しい場面が設定されます
- その場面に合わせて、適切な返信メールを書きます
具体的には、相手のEメールに対する感想を述べて、自然な返信を作文します
「それを聞いてうれしいです…」や「…に驚いています」といった表現を使います - 40~50語で書くことが求められます
- 提示されたEメールの指定部分について、質問を2つ作ることも必要です
出題例 準2級 (eiken.or.jp)
出典:公益財団法人 日本英語検定協会
ライティングの評価
英検準2級の評価は、「内容」「単語」「文法」の3つの観点から行われます。それぞれの観点について詳しく説明します。
内容
受験者が指示にしたがって適切に回答しているか、その内容が論理的であるかが評価されます
具体的には、与えられたトピックに対して自分の意見を述べます
その意見を支持する理由を2つ挙げることが求められます
内容が評価される際には、以下のポイントが重要です:
- 指示への従順性:問題文に示された要求に対して、必要な情報や意見を正確に含んでいるか
- 論理的な構成:意見と理由の関係が明確であり、読み手が理解しやすい形で展開されているか
- 具体性:理由や例が具体的であり、説得力を持っていることも重要です
抽象的な表現ではなく、実際の経験や事例を加えて、より強い主張になっているか
単語
準2級レベルにふさわしい単熟語を正しく使用できているかが評価されます
具体的には以下の点が考慮されます:
- 適切な語彙選択:日常生活や学校生活に関連する語彙を使いこなせているか
英検準2級では、高校2年生レベルの語彙力が求められます - 多様性:同じ単語や表現を繰り返さず、多様な語彙を使用しているか
これにより、文章全体の質が向上します。 - 正確さ:スペルミスや意味の誤用がないか
特に、英語以外の言葉を使う場合は、その言葉の説明を加える必要があります
文法
文法の観点では、文構造のバリエーションや正確さが評価されます
具体的には以下のポイントがあります:
- 文構造の多様性:単純な文だけでなく、複雑な文や異なる文型を適切に使用しているか
例:条件文や関係代名詞を使った文 - 時制の正確さ:過去形、現在形、未来形など、適切な時制を使い分けているか
時制の一致にも注意が必要です - 文法的正確さ:主語と動詞の一致や冠詞の使用など、基本的な文法ルールに従っているかどうか
これら3つの観点は相互に関連しており、一つでも欠けると全体の評価に影響します。特に内容と構成は密接に結びついており、論理的で説得力のある文章を書くためには、それぞれの要素をしっかりと考慮することが重要です。
Eメール問題の語数制限は40~50語です。1語の過不足でも減点する可能性がありますので、範囲内で書き上げましょう。
準2級のEメール問題対策
新ライティング問題について書かれている最新の学習教材で、出題形式に慣れておくことが重要です。
また、英検準2級に出る単熟語が例文と一緒に学習できる教材がオススメです。
Eメール問題を解くコツ
1. 与えられた状況をよく理解する
2. 指示された内容をすべて含める
3. Eメールの最初と最後のあいさつは回答に含めない
4. 簡潔で分かりやすい文章を書く
5. 準2級レベルの文法と単語を正しく使う
6. 提示されたEメールについて、適切な質問を2つ作る
7. 40~50語という語数制限を守る
使える定型表現
最初と最後のあいさつはすでに書かれているので、本文のみ書きます。
Eメールを書くときに使える表現例:
- 本文の書き出し:I’m writing to…
- 情報を伝える:I would like to inform you that…
- 質問への回答:Regarding your question about…
As for your question about… - 質問を作る: Could you please clarify…
I would like to know more about… - 締めくくり: I look forward to hearing from you.
練習方法
1. 時間を計って、語数内で問題を解く
2. 模範解答と比べる
3. 自分の足りない点を見つける
4. 同じ問題をもう一度解いて、改善する
5. いろいろな場面設定で練習を繰り返す
意見文のライティング練習でもぜひ心がけてほしいのですが、回答は書くだけではなく必ず音読するようにしましょう。
音読して覚えることで多くのパターンをインプットすることができます。スラスラ読める文章を増やすことはライティング力だけではなく、リスニング力や単語力アップにつながります。
新ライティング問題を攻略するポイント
1. 日常的な英語表現を覚える
2. 準2級レベルの文法をしっかり学ぶ
3. 準2級レベルの単語を増やす
4. 2題のライテング問題にバランスよく時間を使う練習をする
5. いろいろな場面でEメールを書く練習を繰り返す
6. 意見を論理的に書く練習をする
7. 添削結果を参考に、自分の弱点を直す
これらのポイントを意識して勉強すれば、新しいライティング問題にも自信を持って挑戦できます!

英検のリニューアル解説動画はとてもわかりやすいので参考にしてください。
英検準2級の変更点と勉強法
【英検2024リニューアル解説動画】英検準2級の変更点と勉強法(安河内哲也先生)
出典:Eiken Foundation of Japan
まとめ
今回は英検準2級の内容と、2024年から始まった新しいライティング問題についてくわしく説明しました。この新しい形式は、実際に使える英語力を判定するためのもので、受験する皆さんにとって大切な変更点です。
主な内容をおさらいすると:
- 英検準2級は高校2年生くらいの英語の実力を測定する試験です。一次試験(筆記と聞き取り)と二次試験(話す力)があります。やや難しい文法や単語、幅広い話題に関する英語表現が理解できることが大切です。
- 2024年から、新しいライティング問題が始まりました。今までの「意見を書く問題」に加えて、「Eメールを書く問題」が新しく出るようになりました。これで、より実際の生活で使える英語力を測れるようになりました。
- 新しいEメール問題への勉強方法も紹介しました。問題の特徴や解き方のコツ、使える表現や練習方法などを具体的に説明しました。
新しい形式に慣れるのは大変かもしれません。
この記事で紹介した情報と対策を使えば、きっと実力アップにつながります。新しいライティング問題は、英検に合格するためだけでなく、実際の生活で使える英語力を身につけるチャンスです。
ぜひ、声に出して音読することを心がけてください。
基本をしっかり押さえながら、実際に使える英語力も一緒に伸ばしていきましょう。余裕を持って早めに対策を始めて、試験当日に自信を持って英検にのぞみましょう。
今日から合格を目指してがんばりましょうね。応援しています!

